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9月, 2025の投稿を表示しています

雨と君と #09

物静かな一人暮らしの女性が、人語を解しフリップに文字を書く謎のタ……じゃなくて「犬」を拾って、少しだけ笑顔の増えた時間をまったり過ごす話。何が起こるということもなく、様々な人との関わりにちょっと変な「犬」が居るだけの日常が、ただただ心地良い。 感情を抑えた淡々モードの早見沙織だが、斧乃木ちゃんや胡蝶しのぶとはまた違った低音ボイスで、口数少なくマイペースながら人見知りというわけではない、ちゃんとした大人の雰囲気を出している。「犬」と言い張る謎生物をすんなり受け入れ、優しく寄り添ってはいるものの、動物ものにありがちな「過剰なべったり仲良し」や「過剰な可愛いアピール」は無くて、絶妙な距離感を保っている。情緒というか風情というか、そういう作品なので、「ちょうど良い塩梅」という表現がしっくりな感想かな。 だから、子役を主要CVに当てるのは、望ましくない。 amekimi-anime.com/

傷だらけ聖女より報復をこめて #12

裏切られ傷ついた聖女候補と忌み疎まれた第二王子が、手を取り合って復讐とラブコメする話。食傷気味の聖女ものにしては、復讐メインなのと15分作品なのとで、割と普通に観ていられる。が、内容よりもアニメーションとしての作りがどうにも気になって仕方ない。 もともとフルカラーのWebtoon作品をそのままちょっとだけ動かすという手法のアニメ。大日本印刷が開発した「低コストな新しい制作フロー」なんだそうな。そんで、それを「ライトアニメ ® 」と呼んでいるんだそうな。原作の絵そのままなので、確かに原作イメージが壊れたりはしないだろうし、そりゃあ作画崩壊の心配も無いだろう。たまに見かけるぶんには、まあ、物珍しくて良いかもしれない。 ただ、もし自分の作品がアニメ化されますと言われてコレだったら、個人的には絶対やだ。 実際のところ、瀬戸麻沙美のおかげで成立してるだけだと思う。 animationid.com/kizudarakeseijo/

SAKAMOTO DAYS #20

最強の殺し屋が引退して太っちゃったけど、やっぱり強いねという話。結局はひたすらバトルなので、こういう作品で面白さを保つのは難しい。 のんびり日常にやってくる敵を超絶アクションで返り討ち、というのが 基本なはずだが、そのパターンは第1クールであっさりネタ切れした。やっかいな敵に立ち向かっていく、というすっかり非日常な第2クールでは、例によっていかにもジャンプなパワーインフレを起こし、がつんがつん戦うばかりで、ついには坂本すらあまり出てこなくなった。まあ仕方ないんだけど、定番である「主人公の成長」が無いのはさすがに厳しいな。 それはともかく、実写映画を作るらしい。人気の漫画をアニメ化してさらに人気が出たものを拝借するんだから、黙っていても一定以上の儲けが見込めるのだろう。出来の良し悪しなんか関係ナシ。 sakamotodays.jp/

銀河特急 ミルキー☆サブウェイ #12

専門学校時代にほぼ一人で自主制作した短編アニメがYouTubeで話題になって、その続編として制作されたもの。それでもやっぱり、ほぼ一人で作ってるらしい。すごい。 独特なキャラクターのだらっとした喋りが楽しい、ショート作品。3Dモデリングのデザインや細かい作り込みもすごいけど、キャラの表情や動きといったアニメとしての出来もすごく良い。女子高生かと思ったら実は23歳設定という、マキナの画面顔がなぜか可愛く見えてくる。再編集版ながら劇場公開されるそうなので、ぜひマキナに新機能を追加して欲しい。 milkygalacticuniverse.com/

白豚貴族ですが前世の記憶が生えたので #07

白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます。 肥満体型の貴族の子供が、前世の記憶により獲得したスキルで領地を立て直す話。要するに、現代知識で無双するありがちな異世界もので、タイトルや絵柄でいえば、ちょっと敬遠したくなるタイプの作品なんだけど。 主人公が子供であり、強くもなく戦えもせず、貴族ながら家庭環境にも恵まれていない。それでも、料理や裁縫のスキルと、エルフや神様の庇護によって、文化や経済といった面で前世の記憶を活用する。そういう設定のおかげで、無双してる割には俺TUEEEのようなドヤ感が無いのが、たぶん良いところだろう。もちもち体型とか媚び媚びの弟とかキャラのネーミングとか、結局カレーかよ!とか、いろいろ好きにはなれないんだけど、まあ思ったよりは普通に観ていられる。 いや、単に久野美咲が好きなだけなのかもしれないが。 shirohiyo.com/

よふかしのうた2 #11

バトルと飲み会で、餡子との対決に決着。アニメ的な演出の妙が「んちゅ」を際立たせて、なんかすごく良かった。 安いエロアニメででかい胸を見ても、まったく色気は感じない。何気ない動作の中のちょっとした仕草や表情だったり、何気ない会話の中のちょっとした言葉のトーンだったり、そういう表現の巧拙でシーンの印象は決まる。漫画的に単純化・記号化したり、アニメ的に可愛く崩したギャグ顔から、美しく魅せるここぞのシリアス顔へと、切り替わる流れがとても自然で、だからこそメリハリが効いて感情が伝わってくる。 第10話のバトルでも、アクションの中にキャラとしての仕草や表情があり、それは、現実ではあり得ないアニメならではの描写によって表現されていた。アニメとしてのリアリティはそういった表現にこそ宿るのであって、金をかけた精密な画やモーションキャプチャの動きが必ずしも正しいとは限らない。 やっぱり、やさぐれモードの沢城みゆきが好きです。 #05 yofukashi-no-uta.com/

出禁のモグラ #11

死ねない中年男が大学生コンビを巻き込んで、幽霊絡みの不思議事件でドタバタする話。非日常系のブラックなコメディだが、『鬼灯』と同じく、おかしな設定でおかしな連中が大真面目に行動しているのが面白い。 絵柄に『鬼灯』とは違うクセがあるため、見た目の雰囲気はまったく別物に感じる。ちょいちょいウンチクが入るのは同じで、ドヤってるわけではなく、あくまで大真面目に話してることで嫌味が無いのが良いところ。どんなキャラでもなぜか言葉に説得力を持たせてしまう中村悠一も、まさに適役。大笑いするわけじゃないけど、なんとなく楽しく観ていられる作品だ。 いきなり奥義出したりとか、脇役なのに妙に存在感のある教授の奥さん。それにしても本当に、何でもできるな種﨑敦美。 dekinnomogura.com/

仮面ライダーゼッツ

タスキ掛けのベルトが特徴的な、令和ライダー第7弾。 やけにマッチョでシンプルで、すっきりしたデザインなのは好印象。斜めのベルトだけが妙に浮いていてすごくダサいんだけど、これでベルトを腰に巻いたら、ハリウッド版か?って感じになってしまうのかもしれない。まあ、オモチャありきなので、ここからゴテゴテした強化パーツが付いていくんだろう。 変身後のバトルシーンは、ビームや炎ではなく肉弾戦を意識したCGで、すごく良かった。一方、変身前のドタバタ劇は、大人向けにはぼんやりしすぎで子供向けにはややこしすぎな設定だ。 いつも思うんだけど、戦隊ものも含めて最近のヒーローは、昔に比べて主人公が幼いというか、どうしてもガキに見えてしまう。だから「カッコいい」のではなく「カッコつけてる」という印象が拭えない。時代が全然違うけど、設定で言えば、今作の主人公は本郷猛や一文字隼人より年上なんだよね。笑える。 www.tv-asahi.co.jp/zeztz/

フードコートで、また明日。 #04

放課後にフードコートで和田と山本がただただダベる話。女子高生の日常をだらだら描く作品はよくあるけど、舞台が学校ではなくフードコート限定なのが特徴で、イベントが無いぶん純粋に二人のキャラとトークだけで勝負しているのがすごい。 普通に楽しい日常系は久しぶり。潔く半クールなのも好印象だ。清楚系の見た目なのに感情露わに騒ぐ和田が、表情豊かで可愛くも見えてウザさがない。ギャルな見た目なのに冷静沈着に返す山本が、優しく和んだ雰囲気を作って居心地が良い。名作をパチって儲けようとする連中には、こういうのを作れるセンスは無いだろうな。 宮城県のイオンモールなのになんでスペシャルサンクスがホットランド西日本なのかと思ったら、フードコートにあるのは大釜屋なんだね。ちなみに1Fにはちゃんと銀だこもあるらしい。 www.foodcourtjk-anime.com/

扇風機ビブラート

暑い日が続くなか、爽やかな?音楽を。 いつもの元気がないなと思ったけど、元気が出ないという曲だからこれで良いんだろう。アニメーションが可愛くて、メン・イン・ブラックでふわふわなノリと、当たり判定のビブラートが、寝苦しい夜をちょっとだけ涼しくしてくれます。 www.youtube.com/watch?v=ZfaLuXdJlOo

転生宗主の覇道譚 #05

中国アニメの吹き替え版。転生といっても異世界ではなく、なぜか同じ時間の同じ世界に別人として生き返る。いろいろ小難しいことを言ってるけど、やってることはほぼポケモンバトルだ。 中国アニメというと、文化の違いからなのか、感情を出したときの顔の表情の作画がちょっと気持ち悪く感じることがある。しかし本作ではそれが無くて、日本制作と言われても分からないくらい自然に観ていられる。一方で、戦闘シーンの作画は、第2話のナマズまでは良かったけど、霊獣が増えると一気にごちゃごちゃして訳が分からなくなった。結論としては、日本アニメの技術流出が甚だしい、でも流出したのは「技術」だけみたいだな、という印象の作品だ。 話数を重ねるごとに劣化していくとか、ミニキャラで取って付けたようにギャグを挿むとか、そんなとこまで真似なくていいのに。 b8station.tv/tenseisoushu/